DX7クローンプラグインDEXEDでDX7オリジナルのプリセットを追加する方法

ブロマガから移行した記事です。



無料でダウンロード出来るFMシンセYAMAHA DX7のクローンプラグインDEXED
WindowsMacに対応しVST、AU2つの規格が用意されており、DAWで立ち上げればDX7そのままのサウンドを使用できる上DX7との連携も可能です。

DX7を元にしたプラグインNative InstrumentsFM8FL Studio付属のSytrusがありますが、DX7はクローンプラグインのためその2つを上回る再現度です。しかもフリーです。
エフェクトの充実度は負けますが。






そんなDX7のクローンであるDEXEDですが、プリセットを見てみましょう。
下の画像で1.PIANO 3と書かれている部分をクリックすれば現在選択されているカートリッジのプリセットが出てきますし、CARTを選択すれば他のカートリッジがあるため、それを選択すれば他のプリセットを呼び出せます。



しかしこのDEXEDはDX7のクローンプラグインではあるのですが、DX7自体のプリセットはありません。
DX7と言えばエレピのプリセットがとても有名です。実機をお持ちであればプリセットをDEXEDで鳴らせば良いだけですが、持っていない方もエレピ音色など他のDX7プリセットを使ってみたいと思いませんか?

 



実はDX7のプリセットを配布しているサイトがあります。
それがDave Benson's DX7 Page。ここではDX7についてのあらゆる情報やプリセットがあります。
確かに"DX7のプリセット"ですが、SyxEx(システムエクスクルーシブ)はDEXEDでも読み込めるため問題ありません。



PatchesのSYX filesをクリックしダウンロードしてください。
オリジナルのファクトリープリセットはこのSYX filesの中にあるron1a.syxからrom4b.syxだと書いていますね。

ダウンロードしたらDEXEDのCARTをクリックしてこの画面にします。



フォルダかDexed_01.syxを右クリックすると、「Open location」と表示されるためクリック。(下部にあるSHOW DIRでも可)
するとエクスプローラ(MacはFinder)でDEXEDのプリセットが入っているフォルダが開かれます。



ここに先ほどダウンロードしたプリセットを解凍してコピー、または移動させましょう。
ここではDexedというフォルダの中に入れることにします。

もしプリセットを今後よく追加するだろうというのであれば、このフォルダのショートカットを作っておくと良いですよ。

そしてDEXEDに戻り、Dexedというフォルダに入れたためDexedを右クリックして今度はRefleshを選択。
するとsysexというフォルダが表示されるはずです。



たくさんのシステムエクスクルーシブが入っていますが、下にスクロールしていくとrom1a~4bと書かれたものがありますね。これがDX7のオリジナルのプリセットです。



rom1aにはDX7の代名詞である通称11番エレピの11.E.PIANO 1がありますね。



もちろんダウンロードしたプリセットにはDX7のファクトリープリセットだけでなく他のプリセットがたくさんありますし、KVRでもプリセットがダウンロード出来ます。
またDEXED用のプリセットが配布されているサイトもあり、もちろんDX7用のプリセットもダウンロードして使用することが出来ます。いずれもこの記事で紹介した方法でプリセットを追加でき、鳴らすことが可能です。